第8回原子力安全合同シンポジウム

趣旨:

東日本大震災以降も、北海道胆振東部地震や台風、豪雪に起因する再エネの出力低下に伴う停電も発生し、 電力安定供給の必要性が増しております。ロシアのウクライナ侵略等による世界的なエネルギー価格急騰と 円安により、我が国のエネルギー調達コストが急増しています。更に再生可能エネルギーの急増、火力発電 の閉鎖、原発再稼働の遅れにより電力需給ひっ迫、停電リスクが発生すると同時に、電力料金の値上げが 企業と家計を直撃しています。岸田内閣も2030年度までにCO2の排出を46%削減するなどグリーン成長政策 を選挙公約に掲げ、11月2日のCOP26でも世界に向けてわが国の取り組み方針を紹介しました。
これらの状況を踏まえて、本年も原子力安全合同シンポジウムを開催致します。

日時: 2022年12月22日(木)10:00-16:30

多数の参加をいただきありがとうございました。
久しぶりの対面開催で、次につながる議論ができたと 考えております。
今後とも、コミュニケーションを活発化させるとともに、 安全な原子力システムに向けて、 活動を継続していきたいと考えております。

場所: 東京大学 本郷キャンパス  山上会館大会議室
対面で実施します。ハイブリッド(オンライン)は実施しません。
参加費:無料、定員:100名

共催:
日本保全学会「規制関連検討会」
日本機械学会動力エネルギーシステム部門「リスク低減のための安全規制の最適化研究会」
日本機械学会動力エネルギーシステム部門「震災・エネルギーインフラ臨時委員会」

プログラム(敬称略):
 
10:00-10:10 開会挨拶      奈良林 直(東京工業大学)
10:10-12:00 日本機械学会 震災・エネルギーインフラ臨時委員会   (司会 小泉 安郎(電通大))
10:10-10:40  電力需給逼迫と変動性エネの影響回避 奈良林 直(東京工業大学)
10:40-11:05  東日本大震災を乗り越えた女川原子力発電所 吉川 祐明(東北電力)
11:05-11:30  耐震裕度向上に向けた浜岡原子力発電所の取組み 鈴木 純也(中部電力)
11:30-12:00  エネルギーミックス最適化に向けた高温ガス炉の活用 浅野 和仁(東芝ESS)
【昼食】
13:00-15:30  我が国のROP規制検査と事業者の取り組みとリスク  (司会 岡本 孝司 (東大))
13:00-13:30  機械学会海外保全調査とNRA検査官の人材育成 小林 正英(NRA原子力安全人材育成センター)
13:30-14:00  運転中保全におけるリスクの考え方 青木 孝行 (東北大学)
14:00-14:30  リスク情報を活用した運転中保全実施ガイド 石橋 文彦 (東芝ESS)
14:30-15:00  国内原子力発電所の運転中保全実施の提言 今野 隆博(日立GE)
15:00-15:30  OLMに向けた状態監視やAI技術の調査 椎塚 晋 (三菱重工)
15:30-16:15  総合討論  (司会 岡本、奈良林)

連絡先:
東京工業大学 奈良林直
東京大学工学系研究科 岡本孝司

参加申込方法
googleフォームで登録ください。

合同シンポジウム実行委員会 E-mail:symp@rop.tokyo

連絡事項
講演資料を掲示しております。 講演申し込みされた方には、 パスワードをご連絡しておりますので、講演資料をダウンロードしてください。

過去の開催実績
第1回原子力安全合同シンポジウム(2016年1月28日開催)
第2回原子力安全合同シンポジウム(2017年3月3日開催)
第3回原子力安全合同シンポジウム(2017年12月22日開催)
第4回原子力安全合同シンポジウム(2018年12月21日開催)
第5回原子力安全合同シンポジウム(2019年12月24日開催)
第6回原子力安全合同シンポジウム(2020年12月25日開催)
第7回原子力安全合同シンポジウム(2020年12月23日開催)