第6回原子力安全合同シンポジウム

趣旨:

東日本大震災以降も、北海道胆振東部地震や台風に起因する停電が発生し、エネルギーインフラを自然災害から早期に復旧するレジリアンス対応や電力安定供給の必要性が増しております。また、わが国の原子力規制が、米国NRCの原子炉監督プロセス(ROP)を取り入れた運用が2020年4月より開催されてり、リスク重要度分類、リスクインフォームド意思決定(RIDM)、リスクインホームドメンテナンス(RI-ISI)などを早急に整備する必要があります。さらに米国では80年運転を許可された発電所が2つあります。菅首相の2050までに実質的なCO2排出削減ゼロの所信表明演説があり、これらを実現する取り組みも見据える状況下で、本年も原子力安全合同シンポジウムを開催致します。

日時: 2020年12月25日(金)10:30-16:30

多数の参加をいただきありがとうございました。
オンラインでありましたが、次につながる議論ができたと 考えております。
今後とも、コミュニケーションを活発化させるとともに、 安全な原子力システムに向けて、 活動を継続していきたいと考えております。

場所: WebExによるオンライン開催
参加費:無料、定員:200名

共催:
日本保全学会「規制関連検討会」
日本機械学会動力エネルギーシステム部門「リスク低減のための安全規制の最適化研究会」
日本機械学会動力エネルギーシステム部門「震災・エネルギーインフラ臨時委員会」

プログラム(敬称略):
 
10:30-12:00 震災・エネルギーインフラ臨時委員会 【日本機械学会】  (司会 奈良林 直)
10:30-11:00  台風と集中豪雨による土砂災害や大規模停電のリスク増大 奈良林 直(東京工業大学)
11:00-11:20  電力レジリエンス強化に向けた東京電力の取り組み 金子 洋平(東京電力HD)
11:20-11:40  災害時における停電の早期復旧に向けた取り組みと課題について 朝比奈 孝幸(中部電力PG)
11:20-12:00  台風10号に伴う停電復旧対応の振り返り 重松 貴則(九州電力送配電)
【昼食】
13:00-15:00  我が国のROP規制検査と事業者の取り組み 【日本保全学会】  (司会 青木 孝行)
13:00-13:30  原子力規制検査の本格運用開始の取り組みと課題 古金谷 敏之 (原子力規制 庁)
13:30-14:00  安全性向上メカニズム検討の必要性について 青木 孝行 (東北大学)
14:00-14:30  新検査制度での安全性向上に向けて 川村 慎一 (日立GE)
14:30-15:00  新検査制度によるROPと米国NRC・事業者の事例紹介 奈良林 直 (東京工業大学)
【休憩】
15:15-16:30  オンラインメンテナンスとリスク低減  【日本機械学会】  (司会 岡本 孝司)
15:15-16:00  SA設備のオンラインメンテナンスとリスク低減 石橋 文彦(東芝ESS)
16:00-16:30  総合討論

連絡先:
東京工業大学 奈良林直
東京大学工学系研究科 岡本孝司
symp@rop.tokyo

連絡事項
講演資料を掲示しております。 講演申し込みされた方には、 パスワードをご連絡しておりますので、講演資料を事前にダウンロードしてください。
日本機械学会 震災・エネルギーインフラ臨時委員会を 当日朝9:00-10:20に別途開催しますので委員の方は出席ください。

過去の開催実績
第1回原子力安全合同シンポジウム(2016年1月28日開催)
第2回原子力安全合同シンポジウム(2017年3月3日開催)
第3回原子力安全合同シンポジウム(2017年12月22日開催)
第4回原子力安全合同シンポジウム(2018年12月21日開催)
第5回原子力安全合同シンポジウム(2019年12月24日開催)