第5回原子力安全合同シンポジウム

趣旨:

東日本大震災以降も、北海道胆振東部地震や台風に起因する停電が発生し、エネルギーインフラを自然災害から早期に復旧するレジリアンス対応や電力安定供給の必要性が増しております。また、わが国の原子力規制が、米国NRCの原子炉監督プロセス(ROP)を取り入れた試運用が継続されており、2020年4月より本格運用に以降することから、リスク重要度分類、リスクインフォームド意思決定(RIDM)、リスクインホームドメンテナンス(RI-ISI)などを早急に整備する必要があります。さらに80年運転へ向けた米国の取り組みなども紹介する、原子力安全合同シンポジウムを開催致します。

これらの技術討論を通じて、参加者相互の目標の共有と英知の結集をワークショップ形式で実施致します。

日時: 2019年12月24日(火)10:30-17:00

場所: 東京工業大学西9号館ディジタル多目的ルーム
http://www.dst.titech.ac.jp/outline/facility/hall.html
http://www.dst.titech.ac.jp/outline/facility/image/w9_map.pdf  (地図)

参加費:無料、定員:200名
資料をホームページにアップロードしております
なお、アクセスにはパスワードが必要です。
ご登録いただいた方にはe-mailにてパスワードをお送りしております
パスワードが届いていない方は、ご連絡をお願いします。

共催:
日本保全学会「規制関連検討会」
日本機械学会動力エネルギーシステム部門「リスク低減のための安全規制の最適化研究会」

プログラム(敬称略):
 
10:30-12:00 震災・エネルギーインフラ臨時委員会 【日本機械学会】  (司会 奈良林 直)
10:30-11:00  原子力発電所を停止したことによる自然災害のリスクの増大 奈良林 直(東京工業大学)
11:00-11:30  北海道胆振東部地震に伴う大規模停電の概要とその後の対応について 槙 信弘(北海道電力)
11:30-12:00  変動性再エネの導入増に伴うCO2削減と電力安定供給の課題 中垣 隆雄(早稲田大学)
【昼食】
13:00-15:00  我が国の検査制度の大幅見直しとROP制度 【日本保全学会】  (司会 青木 孝行)
13:00-13:40  我が国のROP制度の本格運用に向けた取り組み 渡邉 健一 (原子力規制庁)
13:40-14:00  新検査制度での安全性向上に向けて(米国の改革からの教訓) 川村 慎一(日立GE)
14:00-14:30  原子力発電所の安全性を向上させるためのいくつかのポイントについて
   −日本版ROP制度の導入を控えて−
青木 孝行 (東北大学)
14:30-15:00  検査制度見直しの将来展望:安全とコストを両立する無駄のない活動 爾見 豊 (関西電力)
【休憩】
15:15-16:55  80年運転を目指す米国の動向とリスク低減  【日本機械学会】  (司会 岡本 孝司)
15:15-15:45  リスク低減を目指したRIDM 岡本 孝司(東京大学)
15:45-16:15  SA設備のオンラインメンテナンスの考え方 石橋 文彦(東芝ESS)
16:15-16:45  訪米調査結果速報
   (Moticello発電所, Turkey Point発電所)
16:45-17:00  総合討論

連絡先:
東京工業大学 奈良林直
東京大学工学系研究科 岡本孝司
symp@rop.tokyo

参加申込方法
e-mail(symp@rop.tokyo) にて 原子力安全合同シンポジウム申込みと明記の上、氏名(所属)をご連絡下さい。
団体・グループで申込みの場合は、代表者の氏名、所属団体名と参加人数をお知らせ下さい。
定員になりましたら締切ります。
合同シンポジウム実行委員会 E-mail:symp@rop.tokyo

連絡事項
講演資料は、12月20日までに掲示予定です。 講演申し込みされた方には、 パスワードをご連絡致しますので、講演資料を事前にダウンロードしてください。
日本機械学会 震災・エネルギーインフラ臨時委員会を 当日朝9:00-10:20に会場にて開催しますので委員の方は出席ください。

過去の開催実績
第1回原子力安全合同シンポジウム(2016年1月28日開催)
第2回原子力安全合同シンポジウム(2017年3月3日開催)
第3回原子力安全合同シンポジウム(2017年12月22日開催)
第4回原子力安全合同シンポジウム(2018年12月21日開催)