第7回原子力安全合同シンポジウム

趣旨:

東日本大震災以降も、北海道胆振東部地震や台風、豪雪に起因する再エネの出力低下に伴う停電も発生し、エネルギーインフラを自然災害から早期に復旧するレジリアンス対応や電力安定供給の必要性が増しております。蒸気タービンの慣性力が系統を安定化させていることも認識されるようになってきました。また、わが国では、ROPの本格運用に伴い必要となる、リスク重要度分類、リスクインフォームド意思決定(RIDM)やオンラインメンテナンスなども基準化に向けた整備が開始されました。
さらに菅前首相の2050までに実質的なCO2排出削減ゼロの所信表明演説があり、岸田内閣も2030年度までにCO2の排出を46%削減するなどグリーン成長政策を選挙公約に掲げ、11月2日のCOP26でも世界に向けてわが国の取り組み方針を紹介しましたが、先進国のなかで再エネによるCO2の大幅低減に成功した国は皆無で、発展途上国や中国などが脱石炭政策に経済成長の観点から反対しています。
これらの状況を踏まえて、本年も原子力安全合同シンポジウムを開催致します。

日時: 2021年12月23日(木)10:00-16:30

多数の参加をいただきありがとうございました。
オンラインでありましたが、次につながる議論ができたと 考えております。
今後とも、コミュニケーションを活発化させるとともに、 安全な原子力システムに向けて、 活動を継続していきたいと考えております。

場所: WebExによるオンライン開催
参加費:無料、定員:200名
WebExのアクセス情報及び資料ダウンロードパスワードについて、 登録いただいたメールアドレスに連絡しております
アクセス情報及びパスワードが届いていない方は、ご連絡をお願いします。

共催:
日本保全学会「規制関連検討会」
日本機械学会動力エネルギーシステム部門「リスク低減のための安全規制の最適化研究会」
日本機械学会動力エネルギーシステム部門「震災・エネルギーインフラ臨時委員会」

プログラム(敬称略):
   
10:00-10:10 開会挨拶      奈良林 直(東工大)
10:10-12:00 日本機械学会 震災・エネルギーインフラ臨時委員会   (司会 浅野 等)
10:10-10:40  世界で多発する大停電と再エネの影響 奈良林 直(東京工業大学)
10:40-11:05  次世代電力ネットワークと地域間連携エネルギーシステム 浅野 浩志(東京工業大学)
11:05-11:30  電力系統安定化に対する原子力発電所の効果 村上 洋平(日立製作所)
11:30-12:00  集中豪雨による内水氾濫や火山噴火の太陽光パネルリスク 桂川 正巳(国基研)
【昼食】
13:00-15:30  我が国のROP規制検査と事業者の取り組みとリスク  (司会 青木 孝行)
13:00-13:30  耐震裕度確保に係る取組みについて 村上 裕樹(四国電力)
13:30-14:00  再稼働に向けた地域社会との信頼関係再構築 田畑 光秀 (東北電力)
14:00-14:30  再稼働およびカーボンニュートラルへの理解促進活動の提案 今野 隆博 (日立GE)
14:30-15:00  ROPの定着推進と学会活動に期待すること(仮題) 古金谷 敏之 (原子力規制庁)
15:00-15:30  オンラインメンテナンスによるリスク低減 岡本 孝司(東京大学)
石橋 文彦(東芝ESS)
15:30-16:30  総合討論 (司会 岡本、奈良林)

連絡先:
東京工業大学 奈良林直
東京大学工学系研究科 岡本孝司


合同シンポジウム実行委員会 E-mail:symp@rop.tokyo

連絡事項
講演資料を掲示しております。 講演申し込みされた方には、 パスワードをご連絡しておりますので、講演資料を事前にダウンロードしてください。

日本機械学会 震災・エネルギーインフラ臨時委員会を 当日朝9:00-10:00に別途開催しますので委員の方は出席ください。

過去の開催実績
第1回原子力安全合同シンポジウム(2016年1月28日開催)
第2回原子力安全合同シンポジウム(2017年3月3日開催)
第3回原子力安全合同シンポジウム(2017年12月22日開催)
第4回原子力安全合同シンポジウム(2018年12月21日開催)
第5回原子力安全合同シンポジウム(2019年12月24日開催)
第5回原子力安全合同シンポジウム(2020年12月25日開催)