第3回原子力安全合同シンポジウム

〜 検査制度大変革とROP制度 〜

趣旨:

IAEAのIRRS評価報告書の指摘と勧告を受け、原子炉等規制法が改正されると共に、2020年(平成32年)4月1日より、検査制度が大きく改革され、米国NRCが実施して大きな成果を上げている原子炉監視プロセス(ROP)制度が導入されます。

この大変革の眼目は、リスクの高い順に重要度分類し、リスクの高いものから重点的に改善を図ることにより、効果的に原子力発電所全体のリスクを低減する実効性の高い総合的な監視プロセスの実現を目指すものです。事業者検査と随時立ち入りを主体とした規制によるROP制度のあるべき姿、確率論的リスク評価(PRA)の導入に向けた事故シーケンスの分析と7つのコーナーストーン(礎石)に対応した保全活動、事業者が実施する検査手法と検査のための民間規格の整備、検査制度見直しが目指すパラダイムシフトについて講演いただき、重要度分類とリスクを低減する保全・検査制度の導入を確実にするために意見交換を行います。

これらの技術討論を通じて、参加者相互の目標の共有と英知の結集をワークショップ形式で実施致します。

日時: 2017年12月22日(金)13:00-17:00

場所: 東京大学武田ホール(武田先端知ビル5階)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_16_j.html

参加費:無料

共催:
日本保全学会
日本機械学会動力エネルギーシステム部門「安全規制の最適化研究会」

プログラム(敬称略):
13:00-13:40 我が国の検査制度の改革において原子力産業界に期待する取組について古作 泰雄(原子力規制庁)
13:40-14:20 ROP制度のあるべき姿とその実現に向けて岡本 孝司(東京大学)
14:20-15:00 事故シーケンスと簡易リスク評価による重要度分類奈良林 直(北海道大学)
15:15-15:55 ROP制度導入のための検査制度と民間規格青木 孝行 (東北大学)
15:55-16:30 検査制度見直しが目指すパラダイムシフト爾見 豊 (関西電力)
16:30-17:00質疑・討論

連絡先:
東京大学工学系研究科 原子力専攻 岡本孝司 symp@rop.tokyo

参加申込方法
下記のFaxまたはe-mailにて 原子力安全合同シンポジウム申込みと明記の上、氏名(所属)をご連絡下さい。
団体・グループで申込みの場合は、代表者の氏名、所属団体名と参加人数をお知らせ下さい。
定員になりましたら締切ります。 (なお、20日現在、まだ空きがあります)
合同シンポジウム実行委員会 E-mail:symp@rop.tokyo,  FAX:03-5841-8613

過去の開催実績
第1回原子力安全合同シンポジウム(2016年1月28日開催)
第2回原子力安全合同シンポジウム(2017年3月3日開催)